集団自決削除問題

久々取り上げる政治ネタですね。正直、沖縄の皆さんが怒るのは当たり前ですね。

　★東奥新聞記事

去年、ある番組で観た再現ドラマを思い出しました。あんな辛い体験をしている歴史と人々への冒涜…

憤って当然ですね。自分が体験したことを歪められることがどういうことなのか？タカ派の政治家と文部省の官僚というのはやっぱりどうしようもない輩です。

こうやって歴史を歪めていく…慰安婦問題しかり（金品授受の問題ではないでしょう）、南京問題しかり（殺害人数の問題ではないでしょう）…（もちろん歴史としてしっかり研究する必要はあるでしょうけど…）。

今回の件も、日本政府、軍の関与がなかったではすまされないことです。安倍元総理の慰安婦問題の『狭義においては…』なんて考えそのものが通用しません（もちろんアメリカに変な決議をされる筋合いもないんですけど）。今回の『集団自決』も全く同じ方針で削除されたんでしょうからね。『美しい国ニッポン』…流行語大賞の反対の悪い言葉で大賞として表彰したいくらいです。

でも今回の福田内閣、対応が早かったですね。まあ当然でしょう。民主党も法案提出早かった。やはり一党独裁じゃないほうが真の民主主義になるんでしょうね。ホント右翼内閣が崩壊してよかった。（まあ給油部隊の撤退が決まったような現状で、沖縄と拗れたらアメリカとの関係が…って政府は慌てたんでしょうけどね。）

それから、余談ですが、コラムで対決している朝日新聞と産経新聞…産経さんの『１１万人も入れない、事実関係を把握しろ』って記事はなんて幼稚な内容なんでしょうね。『集団自決の事実関係をオタクこそやりなさいっ！』って感じですね。呆れます。（もちろん私は朝日新聞の回し者ではありません）

同様に今回の件で政治介入を許すなって息巻く新聞も、では何故削除の時に騒がないのか？？？自分達の政治思想を報道と言う手段に持ち込む新聞社の存在の方が危険だと思います。

まあどんなに新聞社が騒ごうが、今回の削除は白紙になるでしょう。でも今回のことで傷ついた沖縄の方々の気持ちまでは元に戻せませんからね。