映画 『クローズド・ノート』（３回目）

先日お話した映画『クローズド・ノート』の３回目の鑑賞、今日してきました。←よく観るなぁと呆れないで下さいね（笑）。ちなみに３回観たのは『いま、会いにゆきます』以来２作品目です。

　

神奈川ロケ地を巡って、そして小説を読んで臨んだ３回目の鑑賞は、より深くこの世界に溶け込むことができました。

そろそろ公開を終える時期でもあるので今までよりはちょっと詳しく感想です。

今回、３回目にして一番目頭が熱くなってしまいました。後ほど述べる予告編の影響もあると思いますけど、小説を読んで、より加恵や伊吹の心情がわかったからというのもあると思います。君代ちゃんの登校シーン、伊吹先生よかったねって感じで。加恵のシーンではやはり…真実に気付いた時と『私じゃ駄目ですか』ですね。２回目の鑑賞や小説を読んでいる最中の心地よさとは違ってかなり二人に感情移入してしまったようです。

　

また映像の細かい所にも目が行くようになりました。けっこうロケ地の隅っこ（自分では映画には出ていないだろうと思っていた箇所）も写ってたりしてそれはまた面白かったですね。教室から見える風景とか（笑）。ロケ地巡りならではの感慨です。
改めて映像のつなぎに凝っているなあって今回は強く思いました。雨で繋げたり、人物が横になっている部分で繋げたり、また室内ではクローズド・ノートが仕舞ってあった戸の扉の鏡を効果的に使ってるなぁって思いました。
それから加恵が気付く真実の場面、光の使い方が絶妙だなあって思います（核心部分なので詳しく述べられないけど）。
万年筆店の裏事務所のシーンの映像でちょっと手ぶれしている映像があるんですけど、きっとセットじゃなくて現場ロケなんだろうなあって思いました。狭い室内ですからね。

演技面ではやはり沢尻エリカさんの表情、困った顔とかハッとする表情はさすがです。ラストの絵を観るときは、瞳孔まで開いているんじゃないかなと思うほど完全に加恵になっているんだなあと思いました。きっと小説もしっかり読んで役作りしたんじゃないかな。

伊吹先生（竹内結子さん）は何回観ても最高の先生、先日、ＹＡＨＯＯ映画のインタビューを拝見しましたが、クランクアップは合唱コンクール、最後は児童皆に整列されて『ありがとうございました』って言われたそうですね。ホント最高の先生を演じ切ったと思います。

　

最後に主題歌『ＬＯＶＥ＆ＴＲＵＴＨ』について…
実は私は今までの感想として、大きな意味での愛というイメージを受けていたので、この曲は少しイメージと違うかな？とも正直思う部分はあったんですけどね。感情移入して観ると…
伊吹先生の『私だけ…』という日記にも記された想い…これは加恵も抱いた感情ですが、ここの部分を一番、ＹＵＩさんは共感を持ったんだろうなぁと思いました。女性が好きな人を前にして一番強く思う感情なんでしょうね。そう思うと、小説の内容が濃いだけにいろいろな受け取り方もできるんだろうなぁとも思います。

結局、念願？？の３回目の鑑賞は、一昨日はモーターショー、昨日は大井競馬で観られず、今日、運よく多摩エリアからの直帰を許され１８時１０分からの上映に間に合い達成されました。次に観たい映画の公開前に観ることができてよかったです。後は静かにＤＶＤの発売を待ちます（笑）。
ちなみに今日は１日で１，０００円で観られる日だったんですね。チケット買う時知らずに１，０００円札２枚出してちょっと恥ずかしかったです（笑）。

予告編

今回の予告編…たった数分の予告編で涙を流してしまいました。それは『マリと子犬の物語』です。
実は意外にも私はあまり動物ものはあえて見ないんですけどね。
この映画は事実だけに『南極物語』以来の涙を誘うと思います。１２月公開ですけどね。あの件で『クローズド・ノート』を観ないと決め込んでしまった方にも、こちらこそは絶対に観て欲しい映画ですね。スゴイですよ。

それからやはり毎度の『続三丁目の夕日』、いよいよです。

そして最後が『恋空』。これが観るべきか一番悩んでますね。正直、女子高生向きの映画かな？って思ってしまう…それはあの茶髪というより白髪？のせいでしょうね、あんなやつ私の高校時代にはいなかった（笑）…世界観に入り難いんですよね～。でも、主演の新垣結衣さんが試写会を熱があっても強行して『全てを注いだ』って言っていた好印象（何処かの女優とは大違いなんて言わないであげて下さいねっ！）と、ミスチルの主題歌の魅力があるんですよね。悩み所です。

　★１回目感想
　★２回目感想（ロケ地写真）
　★小説感想

余談ですが…

何か某雑誌で『女性が嫌いな女性』の１位に選ばれたみたいですね。まあ一過性でしょうけど、注目されるから嫌われるということで。

それよりも、どうやら普通に復帰しそうで何よりです。

しかしながら、先日発売の雑誌『sabre』の写真にはあのシーン以上の衝撃を受けてしまった。正直、残念という気持ち…第一歩はナチュラルメイクですっぴんに近い姿で復帰して欲しかった…。蜷川実花さん…失望しましたよ。彼女のよさを全て消してしまうようなメイク…正直、他のモデルでも撮れる写真のように思えてならなかった。

でも歌手ＥＲＩＫＡとしての２枚目シングルでは、むしろ逆にビックリするくらいのナチュラルメイク、やっぱりこうでなきゃね。

再スタートは棘の道かも知れませんけど、頑張って欲しいですね。