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瞬間の美しさを逃さず表現できる写真ブログにしたいです。四季折々の写真を中心に様々な写真を載せてちょっと欲張りなオールマイティーブログ、第一弾ブログ『賃貸営業よもやまばなし』の続編です。
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先日観た映画『陰日向に咲く』文庫本を早速買いました。

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(写真は昨年6月に江ノ島で撮影した紫陽花・まさに陰日向に咲いてます)

そして読み始めると、映画で世界観に浸っていることもあったので(読書が苦手な私ですが)たった2日間で読み終えました。

5つの話からなる短編集であり、主人公の主観で描かれていることが多いので主人公になりきってどんどん話が進みます。

この小説の見所は全ての登場人物に何処かで必ず接点があるところ…その接点の描写に出会う瞬間は推理ドラマの点と点が線になることがわかった時のようなスッキリ感にも似た心地よい感覚を味わえます。

またほとんどのエピソードが映画に反映されているので、もし先に文庫本を読んでいてもストーリーへの不問は少ないと思われます。
むしろ映画の方が、『鳴子』の娘を登場させたり、原作と違った接点を築くことでよりストーリーに深みを持たせていると思います。

でも原作で唯一映画に登場しない女の子の話があるのですが、そのエピソードのまさに文字だからこそできる読者を惑わせる表現には目から鱗が落ちました(笑)言葉(文字)のアヤと人の持つ先入観を巧みに操ってますね。これはまさに映像では表現できないので、こういうことのできる劇団ひとりの素晴らしい才能を感じます

ただこの登場人物を描かなかったために、ゆうすけとミャーコの話と他の人たちとの結びつきが薄くなってしまったのがちょっと勿体なかったと小説を読んで感じました。

この文庫本を読んで、本当にベストセラーになって映画になったのも頷けました。
まだ読んでいない方には映画共々おススメの一冊ですね。
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COMMENT
読んでみようかな~
ヤスさん、おはようございます!
映画化された小説はなかなかその原作を越えることは
難しいようですが、ヤスさんの感想を読ませて
いただいて、どちらも観てみたくなりました。
映画に登場しなかった女の子は、やはり
実写であらわすのが難しかったんでしょうね。
劇団ひとりさん、隠された才能がたくさん
ありそうですね。
ブラピママ 2008/02/02(Sat)10:55:41 Edit Top
ぜひっ!
ブラピママ>映画も観てこちらも読んでくださいね。
それでもやっぱり映画が先をおススメはしますけどね。
ヤス URL 2008/02/03(Sun)22:39:01 Edit Top
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