定額給付金で景気はよくなる？？？

昨日、定額給付金をバラマクことが決まったので、久々の政治ネタです。

昨日、自民党の2次補正案が衆議院の数の暴力で決まりましたね。（小泉純一郎の遺産で、いったいいくつの決め事が民意に反して決められたのでしょうか…）

正直、国民の８割が反対していたものを、支持率が２０％にも満たない（不支持率６５％以上の）総理・内閣が2兆円もの国民の血税を玩んでいいのでしょうか…。

これは公明党から出てきた案でそっちへの配慮もあるでしょうし、コロコロと政策が変わる麻生総理には譲れない面子だったのでしょうか？？？

でもまだ、これが景気回復に効果があるならよいでしょう…でもたった1人あたり1万2,000円…
効果ありますかね？？？
いつの間にか使っているかもしれませんが、意識としてはやはり預貯金＆借金返済でしょうね。モノを買う、消費するなんて期待できないでしょう。

しかも問題は、各自治体任せの配布…住民票ベース…その他諸々…一番配布すべきホームレスや今苦しんでいる派遣社員へはもしろ渡らない可能性の方が強いですね。

そして一番怖いのが、この名目での振り込め詐欺の増加と年金同様に公務員の汚職の増加です。

地方公務員の立場で見ても一番忙しいであろう年度末にこの対応は厳しいでしょうね。17時には帰り仕度をしている皆さん（私が以前仕事で携わっていた役所の方々のイメージ）にはさぞや苦痛でしょうね。

それでも景気回復に繋がるならいいでしょう…（いいのか？？・笑）。

消費回復に繋がらない一番の問題は、『11年度に消費税を上げる』って豪語していることでしょうね。ますます生活が苦しくなると分かっていて誰が消費にお金をまわすでしょうか？？？

一番怖いのは、国民の多くの方は、ヨーロッパも消費税が１５％だし、赤字の国だから仕方ないと思ってますよね。

でも…

ちょっとまったぁ～っ！！！

それは大きな誤り、騙されますよ。

まず、そもそも国が赤字なのは、毎年お金を使わないと翌年の予算でお金をもらえないという単純な縦割り行政の成せる論理で、お金をドブに捨てているからでしょう。無駄な財団やら下部組織も多いですよね。それが天下りの温床にもなってるし…。だからまず公務員改革ありきの話です。

さらに、現状の消費税５％は欧州の額にも引けをとっていないんですっ！欧州は、飲食物や本等の勉強道具…日本では課税対象のものもかなり非課税になってます。
いわゆる贅沢品？に１５％掛けている訳です。

仮に食べ物に１５％の消費税…１５％分上がった食生活って主婦の皆さん大丈夫ですか？？？

これは官僚と、それに踊らされているマスコミの罠ですね。

そして本題、むしろ消費税を３％に下げるべきでしょう。そして来年は４％、再来年は５％にする。上がる前に買っておこうって発想が、少なくてもバラマキよりはあると思いますよ。マイホーム、リフォーム、車、PC…高いほど差額は大きい訳ですからね。

まあこれは私の意見でもありますが、某経済学者が某TV番組でおっしゃっていたものです。こういう事実や発想をもっとマスコミは取り上げるべきでしょうし、政治家も、官僚の手足になっていないで、そして漢字ドリルなんてレベルの話をしていないで真剣に考えて欲しいですね。

まあ、少なくてもあと半年でKY（空気読めない、漢字読めない）内閣は惨敗するでしょうから我慢してましたが、久々の政治ネタでした。

政治ネタ・・・あまり取り上げたくないのに…またクダラナイモノを切ってしまった…。